スタッフ柿崎社長ブログ

2015年8月

8月10日は、創立記念日

8月10日は弊社の創立記念日。

2000年に創業して丸15年たち、16年目へ移っていきます。

あっという間の15年でした。

完成19

(2003年3月に完成した旧事務所)

創業当時は、二階の私達夫婦の寝室を事務所にしていましたが、余りにも狭いので、二年後に増築し、ようやく事務所らしくなりました。

この当時は、ホームページなどもない頃ですので、ひたすら自分達の足で営業していました。

時代がどんどん変わって、私達のような小さい会社でも、私たちの存在を世間の皆様にお伝えするツールが色々増えてました。

すなわち、会社の規模ではなく、、何をやるかが重要になってきたという事です。

自分達がやっていることが、社会に役立てば、今はお客様の方から検索してきてくれる時代になりました。

ツタエルという会社の社長さんから創立記念日にふさわしいメルマガを頂きました。それは、

「夢と希望」

という題目です。

創業当時の事を思いながら心を新たにして読ませて頂きました。

事業経営で何が大切かが見えてきます。

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以前、元・松下電送会長の木野親之さんと宴席でお話しさせていただく機会があり、質問したことがあります。

「戦後間もない、これから復興という時代は、きっと希望に満ち溢れた時代だったんでしょうね」

「全然。全くそんな希望はなかった」

「今の閉塞感よりももっともっと閉塞感でいっぱいだった。日本が戦争に負けて、「これから先、日本の未来はもうない」というムードしかなかった」

「松下もGHQから財閥指定を受けて、会社を解体せよ!とのことで、世間の誰から見ても、松下に将来があるようには思えんかった」

「そんななか、幸之助さんは『これからの日本は凄いでー』『松下も凄いことになるぞー』と将来を楽しそうに語り、夢いっぱいやった」

「自分たちも、そんな幸之助さんに付いていくのが楽しくて、とにかく一緒に頑張ろうと思い、がむしゃらに付いていっただけだった」

「今の時代、勝つ人間はどういう人間やと思う?」

「お金持ってるやつ? 違うで、
人脈のあるやつ? それでもない。
一番強いのは、夢・希望を持ってる人間!
そういう人間が最後に一番強い」

「だから、あなたも今の気持ちで頑張りなさい」

・・・と、松下を脱サラして起業してすぐの頃、言っていただいたことがあります。

毎日、仕事でたくさんの方に会いますが、この木野さんの言葉を真剣に伝えたくなることがよくあります。

確かに、展望が何も開けていないのに、無邪気に夢や希望は持てません。
偶然に、夢や希望が目の前に降ってくることもまずないでしょう。

「偶然」がないのであれば、「必然」を手繰り寄せるしかありません。

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あるセミナーで3~4年前に聴いた話しです。

「これからの時代、さらに格差がどんどん広がります。」
「この格差、勝ち組・負け組はどうやってできていくのでしょうか?」

「この格差、“収入格差”ができる原因は、“情報格差”です」

「では、なぜ情報格差が生まれるのでしょうか?」

「以前は、民より官のほうが情報を持ってました。中小企業より大企業のほうに情報が集まりました」

「でも、インターネットの時代になってどうでしょうか?」

「誰でも、検索すれば情報に近づくことができます」

「それなのに、情報格差ができる原因はなんでしょうか?」

「“情報格差”の原因は、“希望の格差”です」

「希望のある人は検索して、なんとしても必要な情報を見つけ出します。希望のない人は検索すらしません」

「この“希望の格差”が“情報格差”を生み、“情報格差”が“収入格差”を生むことになります」

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これと似たような話しを、
爆笑問題の太田光さんが、以前テレビのゲストで出ていたときにしていました。

現在、爆笑問題の事務所で働いている方、元・お笑い芸人が不治の病にかかった時の話しです。

名前がわからないのでAさんとさせていただきます。
そのAさんの告白です。

Aさんは、昔ボキャブラで駆け出しの頃の爆笑問題なんかと一緒に若手のお笑い芸人として出演していて、当時の仲間たちとその後も交流があったそうです。

ところが、ある時から飲み会などでAさんの姿が見えなくなってしまったのです。

心配した太田光さんが訪ねたところ、Aさんから衝撃の告白が。

「体調が悪くて、お医者さんに診てもらったところ、肝臓の(なんとかという)病気で、あと半年の命・・・」

Aさんは、30代にして、半年の余命を宣告され、毎日悲嘆にくれた生活をしていたそうです。

その話しを聴いた太田光さんの最初にした行動はなんだったでしょうか?

家に帰って、
パソコンを立上げ、
ネットで検索。

検索のキーワードは、「肝臓の(なんとかという)病気 治療法」
↑※テレビでは実際の病名を言っていましたが、覚えていません。

そして、またAさんのところへ引き返して言った言葉。

「半年後におまえが死ぬのは、肝臓の病気で死ぬのではなくて、バカだから死ぬんだ」

「ネットで検索したら、1行目に治療法がちゃんと書いてあった!アメリカで肝臓移植したら、助かるんだ!」

「それを、医者の話しを鵜呑みにして、嘆いているだけで無駄死にするのは、バカだから死ぬ!」

まさに、
希望のある人間は検索する。
希望のない人間は検索すらしない。

答えを手繰り寄せようと思った人にだけ、答えは出てくる。
夢と希望を自分の手で手繰り寄せようと思った人にだけ、夢と希望は近づいてくる。

このAさんは、現在、爆笑問題の事務所で裏方として働いてられます。
彼が当時を振り返りながら楽しそうに話されているのを、太田光さんが照れくさそうに聴いていたのが印象的でした。

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では、夢と希望があれば、うまくいくか?
居酒屋の朝礼に行って、夢を絶叫すれば、その夢は叶うのか?

まず、ムリでしょう。
(それだけでは。)

なぜなら、私もすでに3回行きました。(笑)
(けっこう好きだったりします。)

私が出会う業績が上がっている会社の共通項は、

1.きちんとした「戦略」を持って、
2.その結果として「夢・希望」を持つ

この2つ両方で強い組織になっているような気がします。

自社にあった「戦略」を持つことが、社長さん、社員さんの夢・希望の種となり得ます。

戦略や売上が上がる(上がりそうな)仕組みなしで、無邪気に夢や希望はなかなか持てないですよね。

将来を楽しく語れる状況を作り、今宵も美味しいお酒を飲みたいものですね。

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このメルマガを読んで改めて自分の

「夢・希望」

について考えさせられました。

16年目に向けて前へ進んでゆきたいと思います。

2015年08月10日更新