私達が住宅の断熱の勉強をしている新木造住宅技術研究協議会が、今年山形県を住宅の断熱を特別強化地域に指定しました。
名付けて山形Q1.0特区(断熱性能が極めて高い住宅)です。
これは、環境が叫ばれる今日、国で進めようとしている住宅の断熱性能は、余りにも低いため、新住協が独自に定めた断熱性の高い住宅を推進しようという運動です。
国の断熱性能の2~4倍(地域による)を目指しています。
私達は、将来このQ1.0住宅レベルが家づくりのスタンダードになっていくだろうと考えています。
弊社はこの企画に参加し、そのセミナーを受けてきました。
セミナーは、4月5日(金)に山形で行われ、私と社員全員参加してきました。
事務局の会沢さんがあいさつ
新住協の理事長、室蘭工業大学の鎌田紀彦教授が指導
Q1.0住宅のポイントは、三つに集約できます。
①床・壁・天井からの熱損失を減らすためには断熱材を厚くする。
②窓からの熱損失を減らすために、ガラスの枚数を増やし、枠の材料を熱の逃げにくいものにする。
③換気の熱損失を減らすために、熱交換換気扇を採用する。
特に②が重要です。
即ち、サッシです。
弊社で今着工している
『光を浴びなら、風の流れを感じる家』
は、Q1.0住宅です。
(実は、この住宅は弊社Q1.0住宅の4棟目です。)
Q値(熱損失係数)は1.14
予測年間暖房灯油消費量は530ℓ
です。
私達は、デザイン性に優れた住宅を提供していますが、それと同時に環境にも配慮し、経済的な住宅も目指しています。
私は、住宅で特に重要なのは、
①デザイン性
②耐震性
③断熱性(省エネ性)
だと思っています。
建物はどうしても、形に目が奪われがちですが、住んでみて初めてその家の良さがわかるものです。
私は、折角大枚を叩いて建てた大切な住宅ですので、長く使って頂きたいと思っています。
その為には、
①まずは、その住宅を好きになること
②快適であること
③経済的であること
この辺がポイントではないでしょうか。
住宅は私にとって、とても奥の深いものです。
by kakizaki
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