ホームページの「コスモホームのスタイル」で書いてある性能は、断熱性能のことです。
弊社は、建築する前に断熱性能の計算即ち、熱損失係数(Q値)を出し、年間の燃料費を予測を出しています。
ここ酒田は、Q値は、2.4以下です。
特に、北国は、冬場の暖房費が結構家計の負担になるため、暖房エネルギーは、非常に関心の高いところです。
ただ、『高断熱住宅で性能がよいですよ』と、言っても具体的数値を出さなければ何の説得力もありません。
車産業では、燃費性能を示さない企業はないと思いますが、住宅産業は、殆どだしていないのが現状です。
皆さんは、建てる住宅の燃費性能がどのくらいなのかは、キチンとチェックしておいた方が良いと思います。
しかし、次世代省エネルギーは、あくまでも国の基準で、とても満足のいく目標値ではありません。
資料提供 新住協
上のグラフは、現在の国の基準の次世代省エネルギーで全国の地域を計算した場合(グレーの棒)と、熱損失係数(Q=1.6)(赤い棒)の北海道並に一律に計算した場合との比較です。
これからも分かるように、山形の場合は、今の基準の次世代省エネルギーの基準では、北海道より、エネルギーを使うことが分かります。
山形で、次世代省エネルギーの基準を満たしていると言っても、まだまだ不十分であることが、分かります。
これからは環境問題が、益々重要になってきます。
もっともっと断熱性能の良い住宅の必要性がクローズアップされると思います。
設備機械は、年々改良され、また、新しいものが開発されていきます。
家庭用燃料電池、ソーラーパネルシステムなどなど・・・
しかし、基本は、住宅の断熱性能を良くしていくことです。
出来うるならば、断熱性能は、熱損失係数Q=1.0住宅を目指すべきだと思っています。
by kakizaki
2009年06月29日更新