スタッフ柿崎社長ブログ

『努力は人を裏切らない』

日本電産㈱社長  永守重信氏

12月1日の「報道ステーション」で、司会の古館氏からインタビューを受けるのを、偶然見ました。

私は、初めてこの社長のことを知ることができました。

いやーーーーすごい人ですね。

一例を挙げると

デジタルカメラや光ディスク装置用のモーターなどを製造している三協精機が平成14年間から3年連続の大 幅赤字で倒産寸前の状況だったのを、日本電産が資本参加し、 永守社長が経営指導をすることで、最初の一年目から黒字に転換さ せました。

しかも、この間に、一人もリストラしていません。

すなわち、同 じ人々が同じ設備で同じ製品を作り、景気の波もそれほど変わっていないのに、平成16年の純損益ベースの赤字額が287億円だったのが、17年には150億円の黒字になったのです。

永守社長率いる日本電産グループはこのような人を切らない企業買収や合併を23件も成功させてきています。

この社長が、28歳で会社を起業する時、母親から、 『人の2倍働くんだったらいいんじゃない』と言われたそうです。

『人と同じ仕事量で成功しようとしても、無理だろうけど、人の倍働けば何とかなるんじゃない。』

それ以来、彼は、忠実に実行しているそうです。

言われたことを、やり続けるということは、簡単ではありません。

すごい。

昨日のインタビューの中で、心に残った言葉が、

『人は人を裏切るかもしれない。国家も国民を裏切ることがあるかもしれない。ただ、努力は人を裏切らない

さすがですね。

この言葉は、私の心にビンビン響きましたね。

まさに、その通りと拍手喝采でした。

その時、大学受験の息子が、丁度休憩して、

『必ずそうとは限らないんじゃない』とボソッと

いや、確かに目先のことだけを見れば、結果がでないこともあります。

しかし、長い人生の中で考えれば、永守社長の言葉は、間違いなく当てはまります。

この言葉は、彼の人生からでた言葉そのものだと思います。

私は、息子に言いました。

『仮に、自分が進みたい大学に進学できなくても、何も悲観する必要はない。

大学は、将来自分が何をするかの為の準備であって、目的ではない。

大切なのは、自分は将来なにをして、社会に貢献しながら生きて行くかだ。

それが、なんなのかを見つけることが大切だ。』

実は、この番組の前に、NHK歴史秘話ヒストリア『絶対に裏切らない男!高山右近』を見ていました。

彼はまた彼ですごい人生を生きました。

昨日は、裏切りという言葉を考えさせられる日でした。

by kakizaki

2010年12月02日更新