住宅ローンを借りている多くの方は、繰り上げ返済をし、結構短い期間で完済している実態が分かりました。
2017年6月21日に
驚くことに、住宅ローン完済までの平均期間はわずか14年だった
という記事で住宅ジャーナリストの山下和之さんが掲載していました。
是非一度読んでみてください。
私は、月1回のペースで、
賢いお金の借り方・返し方セミナー
を開催し、その講義の中でも繰り上げ返済の話もしています。
しかし、その実態までは、なかなか把握できてはいませんでしたが、この記事で多くの方が、実際に実行されている事が良く分かりました。
そして上記表からは、約4割の方は、住宅ローンを10年以内で完済しているという驚くべき結果がでいます。
全体平均では、約14年で完済できているという結果でした。
住宅ローンを借りて家を持つ人は、一生懸命働いて出来るだけ借金を早めに返し、将来に備えている、そんなまじめな人柄像が見えてきます。
この山下氏は、この記事でもっと大切なことを指摘していました。
これからは、年金を頼れない時代だからこそ、若い内に家を建て、「老後の無借金経営」する事が大切であると仰っています。
そして事実、総務省の調べでは、若い内は住宅ローンの負債を抱えているが50代くらいからは、貯蓄が上回っていくようです。
賃貸住宅に住み続け、退職して年金から家賃を払っていく方が大変だろうということです。
そして
「住宅ローンは決して小さな負債ではない。
そのことのリスクを意識することは重要だが、あまりに慎重になりすぎることで却って未来を不幸にしたのでは意味がない。
大切なのはいかにリスクをマネジメントするか。
思い切る時は思い切ることが、実は将来のリスクを減らすこともよく理解して欲しい。」
とも言っています。
私も、まったく山下氏の意見に賛成です。
それから、少し付け加えると、住宅ローンを借りる時は、団体生命保険を掛けるために健康であることがポイントになってきます。
健康でなければ借金もできません。(※借金することも可能な場合もあるが、債務者に何かあった場合、家族に借金だけが残ってしまうので要注意)
このことからもある程度若い内に家を建てる事は重要であることを知って頂きたいと思います。
このような実情であることを踏まえながら、将来設計を立てて頂きたいですね。