先日、床屋さんで、『どの産業が景気いいですかね?』
などと、世間話をしていました。
私は、どの産業というより、これからは、 『どの企業が景気がいいですかね?』 と尋ねた方がいいような気がします。
日本は、人口が減り、高齢化がどんどん進み、経済全体のパイが縮小しています。
即ち、たとえ必要な産業であっても、社会そのものが縮小している訳ですから、その産業の中で、淘汰される企業がおのずからでてきます。
繊維産業では、ユニクロは、最高益を上げているが、その他の企業がダメ。
一昨年、マンション供給戸数ナンバーワンだった、穴吹工務店が、会社更生法を申請するなどということが、平気で起こっています。
住宅業界も同じです。
上のグラフからもわかるように、新築住宅の着工戸数は、年々減る傾向にあります。
多くの工務店が、売上を減らしている中で、元気の良い工務店もあります。
元気の良い工務店は、これからの社会に向け、一生懸命勉強しています。
多くの会社は、自分のところは、努力していると思っているでしょう。
しかし、世の中は、
人生に起こる結果=能力×熱意×考え方
但し 能力 0~10
熱意 0~10
考え方 -10~10
なのです。
どんなに、能力があっても、どんなに熱意があっても、考え方が間違っていたら、マイナスの方向に進んでしまうのです。
アンテナを高くし、世の中がどの方向に向かおうとしているのかを、的確にキャッチし、その対処を実行する会社のみが生き残っていけるのだと思います。
益々難しい社会になっていますね。
by kakizaki
2009年12月17日更新