鶴岡の家

・所在地 :鶴岡市みどり町
・竣 工 :2023年3月
・敷地面積:83.8坪
・延床面積:38.8坪
・熱損失係数Q値:0.9[W/㎡K]
・外皮平均熱貫流UA値:0.26[W/㎡K]
・相当隙間面積C値:0.3[㎠/㎡]
【長期優良住宅】

弊社は創業以来、設計・施工を一緒に受注して工事を請け負ってまいりました。
しかし、この度、秋田県能代市の設計事務所西方設計さんとご縁があって、鶴岡でコラボレーションすることになりました。
今回のオーナー様は、設計者の御親戚。「家を建てる時は、西方設計で」と決めていました。
西方設計の代表である西方 里見氏は、高断熱住宅を勉強する私達の間でとても有名な方で、全国の至る所で設計されています。
建築の専門雑誌にも時々登場し、最新の高断熱住宅の技法を広めることに大いに貢献されています。
高断熱住宅を広めて行きたいという同じ志を持った建築家と仕事が出来たことは、とてもいい経験になりました。

~お客さまのこだわり~

今回は住宅の基本設計をオーナー様が行い、実施設計を西方設計さんでするという、チョット特殊なパターンです。
というのも、オーナー様が建築を学んでいて、「自宅は自分で設計したい」という強い想いをお持ちだったからです。
今回の建物の特徴は、何と言っても性能の高さです。
暖房用電気消費量=1178[kWh]『年間暖房費約53,000円(1kw=45円換算)』
この高い性能を実現しているのは、大きな南の窓から注ぐ太陽のエネルギーを最大限活用しているからです。
これらを実現する仕組みは、リビングの吹き抜けや外観デザインに現れています。
また外壁材には、秋田杉を縦に全面に張り、板と板の間は約15mmの隙間を開けています。
この隙間の主な目的は、夏期の外壁通気層の通気を増やし、外壁に当たる太陽からの日射熱を和らげる効果を期待しています。