広いリビングで思い思いに過ごす家

・所在地 :酒田市緑ヶ丘
・竣 工 :2024年3月
・敷地面積:101坪
・延床面積:53.8坪
・熱損失係数Q値:0.88[W/㎡K]
・外皮平均熱貫流UA値:0.26[W/㎡K]
・相当隙間面積C値:0.4[㎠/㎡]
・太陽光発電:最大出力6.4kw
【認定低炭素住宅】【やまがた省エネ健康住宅】ZEH/BELS評価★★★★★

一階ガレージ、二階リビング。これがこの住宅の基本プラン。
広々としたリビングの真ん中にL字型のソファーを置き、キッチンで調理をしながらテレビを見ることも可能で、尚且つ回遊できる動線。
室内の色調は、ムラのある無垢のアカシアの床を基調に、モノトーン色でまとめたシックな雰囲気。
落ちついた空間で、ゆっくりと時間を過ごす事が出来ます。
このリビングは、冬のやわらかな太陽の光を十分取り入れるために、窓をできる限り大きくしました。一方、夏の対策として、日射を避けるため屋根がついているベランダタイプを採用。
一年を通して省エネになるような外観デザインになっています。
ガレージのシャッターは、オーバースライダーを採用。シャッター特有の巻き込み傷がなく、いつまでも美しい形状が保たれます。

~お客さまのこだわり~

グレーを基調とし、部分的に木目が見えるモダンな外観。大開口の窓と、ガレージのシャッターを生かしたデザインにして欲しい。
室内は、広いリビングとキッチンで開放感と利便性を重視した間取りにしたい。木が多い雰囲気がいいですね。
そんなイメージを持って、オーナー様と一緒に土地探しからスタート。
希望の建物にするために、土地の広さや向き、接道状況、近隣の雰囲気など多角的な見地から判断し、今回の物件に決めていただきました。

キッチンに立てば、ダイニング超しに手前のリビングへと一直線に視野が大きく広がります。その大きさは約30畳。
二階リビングの特長を生かし、天井を少し高くすることにより、空間に余裕を持たせました。
ベランダの屋根があっても、冬期間はこのように南の大きな窓から優しい陽の光が差し込み、自然の暖かさを感じることができます。

 

回遊型のDKには、セパレートキッチンを選択。
床の色ムラのある無垢のアカシアと下がり天井の木調が、ナチュラル感を演出しています。

 

ダイニングテーブルのペンダント照明は、オーナーこだわりTom DixonのMELT。
奥の階段脇には寝室を配置し、プライベートエリアを二階にまとめることにより、生活動線がより短くなり機能的になっています。

 

二台のモニターを載せるテレビ台に合わせて配置したダウンライト。
この光が壁タイルの質感を際立たせ、日中とはまた違った落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 

キッチンの脇には造作の洗面化粧台を配置。
壁にはキッチンと同じパネルを貼って、空間に統一性をもたせました。
化粧台のミラーは引き違戸になっており、その裏に歯ブラシやヘアドライヤー等雑然としがちなアイテムを収納。

 

ご夫婦並んでの書斎。
在宅ワークで長時間使用することもあるため、癒しを感じるように一枚一枚表情が違う無垢のレッドシダーを正面壁に選択。
ランダムに貼られたレッドシダーは、ふたりで並び順を考えました。

 

階段はスケルトンにし、閉塞感のない明るく広々とした廊下に。
華奢なデザインの鉄骨手摺がワンポイントになっています。

 

壁にニッチを設け、収納スペースを確保。
グレーを基調にモノトーン色の仕上がりにしました。

 

寝室のアクセントクロスは落ちついた深緑。
枕元上部の間接照明のやわらかい光が、深い眠りへと導きます。

 

寝室とランドリー両方からアクセスできる合理的なファミリークローゼット。
洗濯後乾いた服は、わざわざ畳んだりしないでハンガーに掛けて即収納。朝起きた時は、その服をそのまま着用できるというとても考えられた配置です。
ハンガーパイプは可動式なので、衣類のサイズに合わせて高さ調整ができます。

 

車二台がゆったりと駐車できるインナーガレージ。
オーバースライダータイプのシャッターは、スピーディな開閉で音も静かです。

 

外観は、重厚感のあるグレー色の金属サイディングと、バルコニー周りの木製サイディングの組み合わせ。
無機質さと木のぬくもりが調和した、モダンデザインの住まいです。

 

バルコニー上部の三つのダウンライトを壁側に寄せることで、木の陰影がより強く現れるようにしました。
日中とはまた違った木質感が感じられます。