並ぶ窓から四季折々の風景を眺める家

・所在地 :酒田市こあら
・竣 工 :2020年11月
・敷地面積:101.7坪
・延床面積:60.12坪
・熱損失係数Q値:0.92
・外皮平均熱貫流UA値:0.34

玄関が共有で一階と二階に分離した、親子が付かず離れずの距離感が保てる二世住宅を要望されました。その親子が触れ合える共有空間を、玄関スペースに設けました。そこには、小上りの舞台を造作し、アップライトピアノを設置しています。家族全員が揃って、チョットしたミニコンサートを楽しめます。
この共有スペースの一角にある階段は、この家族のもう一つのこだわり。宙に浮いているような気分になれるデザインを希望。そこで、片持ちタイプの階段と鉄骨手摺を造作し異空間を演出してみました。その階段を上がりきると、この家一番の特徴の並ぶ窓の空間に繋がり、視界が一気に広がります。

~お客さまのこだわり~

「二階のリビングから、北東に広がる田園風景の四季の移り変わりを観たい。」こんな要望からプランニングがスタート。この向きには、庄内地方の最大の特徴である広大な田園と東北の富士と呼ばれる、名峰鳥海山が聳えています。この風景をキッチンで料理しながら、会食しながら、そしてリビングのあらゆる位置から眺められるように北東一面に窓を並べてみました。まさに借景を楽しむための並ぶ窓です。この窓から四季折々の風景を楽しむことが出来ます。
もう一つの特徴が、充実したユーティリティスペース。洗面、洗濯、物干しを一つにまとめた家事コーナーで、奥様がゆっくりと自分の時間を過ごす事が出来ます。忙しい主婦にとっての必須アイテムが揃っています。

フォトギャラリー

玄関を開けるとまず最初にあるのは『家族の共有スペース』
小上がりの舞台にはアップライトピアノを置いて、ミニコンサートを楽しむ…
三世代が和やかに集う空間の場として造作しました。

 

宙に浮いているようなデザインを意識したこだわりの階段。
片持ちタイプの階段と鉄骨手摺を造作しました。
一見不安定そうに見えますが、しっかりとした作りになっていて、お子さまたちが元気いっぱいに駆けてもビクともしません。

 

手触りのよい木製笠木がついた、フルオーダーの鉄骨手摺。
鉄部の黒色が空間を程良く引き締めてくれます。
ここからフロートタイプのキッチンの特徴が良く見えます。

 

キッチンの色に合わせた下がり天井には、間接照明を設けました。
柔らかい光が、水回りを照らしてくれます。

 

勾配天井を活かしながら、天井まである本棚とテレビ台。
スポットライトは、電子ピアノを置き楽譜を見るための照明です。

 

冬は太陽の日射熱を最大限に取り込み、暖房に活かします。
一方、夏は日除けシェードとハニカムサーモスクリーンで日射をコントロール。

 

東北の富士と呼ばれる名峰鳥海山。
晴れた日は特に素晴らしい眺めです。
窓一面に広がる庄内平野が、四季折々の景色で楽しませてくれます。

 

奥様がゆっくりと自分の時間を過ごせるようにと設えたユーティリティー。
洗濯、物干し、洗面を一つの場所で効率よく済ませることができます。

 

リラックスした気分で眠りにつきたい寝室には、やわらかな明るさの間接照明を。

 

親世帯が住まう一階は、これまでの生活スタイルをなるべく変えないように配慮し、客間・居間・寝室ともに畳にしました。

 

夜は玄関へのアプローチ階段に沿ったガーデンライトが足元を照らし、家の内へと導いてくれます。