それぞれに寛ぐ空間があるふたりの家
・所在地 :酒田市こあら
・竣 工 :2015年12月
・敷地面積:82坪
・延床面積:33.7坪
・熱損失係数Q値:2.19[w/㎡K]
・外皮平均熱貫流率UA値:0.44[w/㎡K]
・相当隙間面積C値:0.44[㎠/㎡]
ご主人と奥さま、それぞれの過ごし方や将来を考え、平屋建て3LDKの間取りを提案させていただきました。
平屋のお家はゆとりと暮らし易さで人気がありますが、敷地環境によっては他の建物などに遮られ、陽当たりが悪くなることもあります。
こちらのお宅では、ふたりで寛ぐリビングは一番明るい位置に!との思いから、リビング部分を隣地から距離を離すと同時に、お部屋の中央には天窓を設けました。
~お客さまのこだわり~
「私はソファ派!」
「俺は畳で寝転びたい!」
「寝室は別々に!」「でも、隣り合わせが良い!」
ふたりだから、お互いに気を使ってあげる。ふたりだから、そっとしてあげる。ふたりだから、それぞれの時間を大切にしてあげる。
そんな仲の良いご夫婦が心地良い空間で、ゆっくりした時間を過ごすための憩いの住まいがご希望でした。
フォトギャラリー
奥さまのご希望で、来客用とファミリー用に分けた玄関。
重厚感のあるドアとグレーのタイルでシックな空間に。
2段の細長い窓から光が差す明るい玄関。
ファミリー用は収納を重視し、玄関周りが片付きます。
平屋を活かし、屋根なりの高天井にした開放的な空間のLDK。
明るさと通風のための天窓はリビングの上に。
朝は東から光が差し、北向きの天窓から柔らかい光が注ぐリビング。
窓際にはご主人希望の畳コーナー。
和と洋を調和させるために、畳は落ち着きのあるこげ茶色を選択。
キッチンのカウンターは手元が見えない高さで、リビングからの見た目もスッキリ。
キッチンの向こう側にあるパントリーは、奥の外物置との間に配置。玄関にも近いので、ゴミ出しや買い物帰りに便利。
水回りの入り口の壁には、光を取り入れつつ、姿を見えにくくするために半透明のポリカーボネートを。
天候に左右されず、人目も気にせずに洗濯できる室内物干しコーナーは、ホールスペースを利用。
希望は、別々の部屋。
でも、完全に分けたくもない。
と言うことで建具で仕切られる寝室に。