庭の欅と暮らす家 

・所在地 :酒田市南新町
・竣 工 :2005年6月
・敷地面積:100.3坪
・延床面積:53.7坪
・熱損失係数Q値 :2.05
・相当隙間面積C値:0.5[㎠/㎡]

欅は落葉樹のため、夏は暑い日射をさえぎり、冬は落葉した枝の間から差す木漏れ日を室内に取り入れることができます。
そこで、自然と共生する「庭の欅と暮らす家」がこの家のテーマになりました。
また、『新しい家に古風な感性を取り入れたい』という施主の想いを実現するために、内部に見える木部はあえて濃い茶色にしました。
その一方で、内装の建具などはオリジナルにこだわり、現代に合ったデザインにしています。

~お客さまのこだわり~

建築場所が旧家が並ぶ情緒豊かな街なので、京都の町家(まちや)風の雰囲気のある住宅にしたいというご希望でした。
配色は街並みに合わせながらも、建物自体は最先端の技術のものを取り入れた快適な生活空間を作ってほしい。
敷地にそびえ立つ欅の木。施主が子どもの頃からよく遊んだこの自然の大木を、上手く家づくりに利用できないかというご相談でした。

フォトギャラリー

真砂土を使った玄関土間。
間接照明が優しく足元を照らしてくれます。

 

吹抜けのある明るいリビング。
半円形の和風テイストの家具はこの空間にぴったり。

 

収納の建具はオリジナルデザイン。
これだけで和モダンのイメージになります。

 

和室の障子は、このお宅のためのオリジナルデザインです。

 

北の高窓。
暑い日は、この窓を開けると熱がスーッと抜けていきます。

 

実は、和室の上部は吹抜け。
2階の空間と一体になって開放的です。

 

青と赤の建具は、移動式の物入れ。
子ども部屋は、この物入れを移動して自由に間仕切りできます。