こんにちは!コスモホームの小野寺です。
今日からは二十四節気「大雪(たいせつ)」。
本格的な寒さはまだ先ですが、12月に入り「寒い!」と思わず出てしまうことが多くなりました。
コスモホーム通信12月号『住まいの冬支度』で水道配管と風呂循環配管の凍結防止対策について取り上げましたが、この時期あったかいお湯は生活に欠かせませんよね。
しかし給湯器故障のお問い合わせが増えるのもこの時期からです。
先日も「給湯器から水が漏れている。もし交換だったらしばらくお湯が使えなくなってしまいますか?」とお問い合わせがありました。
幸い部品交換で対応でき、お客様と一緒にほっと一安心。
そして昨日、わが家の給湯リモコンに普段見かけない表示!
そういえば洗い物をしている時になんとなくお湯がぬるくて、湯量も少なかった気がしたような…
結果的に「エコスイッチ」を掃除の時にうっかり押してしまっただけでしたが、洗い物やお風呂でお湯が使えないのは本当に困りますよね。
今日は給湯器リモコンの気になる表示について3つ紹介します。
エラーコード『E920』は中和器の交換サイン
エコジョーズやエコフィールなど高効率型のボイラーには、中和器が搭載されています。
中和器は、熱を再利用する過程で発生する酸性の液体(ドレン)を廃棄するときに、排水管がドレンで溶けないように中和するものです。
中和器の寿命は、燃焼時間で管理されてます。ですからある程度使用したら、必ず中和器の交換が必要になります。
毎日のように使っている中でも、給湯器本体は「あとどれくらいで中和器が寿命になるか」を計測しています。
「そろそろ寿命だよ!」と教えてくれるのがE920のエラー表示です。
《E920》の表示はお知らせですから、エラー表示のままお湯も使え、お風呂を沸かすこともできます。
しかし、そのままにしておくと機能停止を知らせる《E930》へと表示が変わり動作しなくなってしまいます。
「まだ動くから」と言わずに、交換の手配をおすすめします。
- ノーリツ E920(中和器寿命予告)→E930(中和器寿命告知)
- リンナイ E920、E920(中和器寿命警告表示)→E930、E931(中和器寿命機能停止)
※メーカーによりエラー表示は異なります。詳しくは取扱説明書またはメーカーサイトでご確認ください。
『*』『雪だるま』は凍結予防の表示
冬期になるとリモコンに雪の結晶(*)や雪だるまのマーク、『凍結予防』と表示されることがあります。
これは、給湯機器本体の凍結を予防するために、ポンプが自動的に作動していることを知らせる表示です。
浴槽内のお湯を循環させて、配管内部の凍結を予防します。
そのため、浴槽の循環口から5~10㎝以上になるよう残り湯をはったままにしておいてください。
- ノーリツ 『*』雪の結晶マーク
- リンナイ 『雪だるま』マークまたは『凍結予防』
※メーカーによりエラー表示や浴槽内に残す湯量は異なります。詳しくは取扱説明書またはメーカーサイトでご確認ください。
『88』『888』は10年点検のお知らせ
給湯器の標準設計使用期間である10年相当になると表示されるコードです。
故障を知らせるサインではなく、点検を促すものなので、通常通り運転することができます。
しかし、経年劣化による事故等を防止するためにも、表示が出たらメーカーによる点検をおすすめします。
エラー表示が出たら
取扱説明書またはメーカーサイトにエラーコードの一覧と対応について案内されています。
エラーが表示されたまま放置しないようにしてください。
ノーリツは便利な自動チャットでお問い合わせができます。