“期待を裏切る”家づくり物語 08
コチラのお宅のテーマは、
「おしゃれな家族のこだわりライフスタイル」
「観た人が、家を建てたくなる家にしたい」
ご主人のそんな言葉から始まった家づくり。
その結果、この家のいたるところに、ご夫婦のこだわりがあふれています。
アプローチ
玄関に入ると・・・
スケルトンの階段が目に飛び込みます。
このスケルトン階段に合わせ、窓の大きさを決定。
踊り場からは、田園風景を眺められます。
踏み板と踏み板の間からは、玄関ホールに光が差し込み、明るさを確保。
玄関の土間部分には、クロークを設置。
家族の個室は2階にあるので、普段着のコート類はこのクロークが便利!
可動レールで高さを変えられる棚は、
お子さんの小さな靴も、奥さんのブーツも
無駄なく収納。
「今日はどの靴にしようかな?」
自由丁番の扉付き収納なので、出入りが簡単で靴を選ぶ時も一目で決まりです。
個性的なLDK空間
玄関ホールからR壁を抜けて、LDKに入ると斜めの仕切りが印象的。
斜めにすることで、窓の面積も大きく取れ、外部空間へのつながりが強いです。
さらに、斜めにしたことで出入り口からは、リビングが見えすぎず隠し過ぎずの嬉しい効果も。
リビングは、ダイニングより40cm下げています。
これもご主人のアイディア。
40cmの段差は、腰かけるのにちょうど良い高さです。
目線が下がった分、空が大きく感じ、田園風景を満喫できます。
キッチンに立つとリビングが下がることで、目が届きやすくなり、
小さいお子さんが遊んでいる様子を見れるので安心。
同じ時間・空間で寛いだり、家事をしたり、跳ねまわったり・・・
そんな家族の姿が見えてきそうです。
ちなみに天井にはステレオスピーカーがあり、リビングでも音楽を楽しめます。
これも音楽好きのご主人のご希望。
この家の思い出には、いつも音楽があるんですね。
それってなんだか、素敵です。
水廻り
「こんな風にしたいんです!」
奥さんのご希望はナチュラルな家づくり。
打合せに雑誌を持ってきてくれました。
特にキッチンの腰壁や洗面脱衣室の洗面台と袖壁に使われたタイルは、
雑誌と同じものを探しました。
キッチンカウンターはガラスタイルなので、よく見るとクリアなんです。
これなら落ち着いた色も軽やかな印象。
2階の洗面脱衣室にもタイルを使いました。
洗面台には、小さな白いタイル。
洗面台の下の建具もオリジナルです。
取っ手は、奥さんが選んだもの。
いろいろ悩まれた奥さん、
「やっぱり、こっちにします!」
クリアに控えめなゴールドの縁取りの取っ手は、確かにこの部屋のイメージにぴったりです。
自分の好きなもので囲まれた生活は、毎日の暮らしを大いに盛り上げてくれます。
トイレの目隠しには、ガラスタイルを使用。
クリアなグリーンが白い内装に映えます。
スタジオ
「爆音で楽器を弾きたい!」
ご主人の趣味は、音楽。
マイホームを建てるなら『絶対に、演奏も作曲もできるプライベートスタジオが欲しい!』
ギター、ベース、ドラム・・・いろんな楽器を演奏するご主人。
スタジオは、ある程度の広さを確保したいところ。
ただ、専門業者にお願いするとかなり高額になってしまいます。。。
そこでご主人と一緒にスタジオづくりの情報を集め、
弊社オリジナルのスタジオが完成!
出入り口には防音のため、厚さ4cm・重量70kgの鉄製ドアが2枚。
設置する際は、大人5人がかりで運ぶ程のかなりの重さです。
「他の部屋とかけ離れた空間」にしたいと言っていたご主人。
分厚い扉と壁で日常を遮ったスタジオで、おもいっきり演奏を楽しんでくださいね!!
薪ストーブ
実は、当初の計画には無かった薪ストーブ。
お知り合いの家で薪ストーブを体験し、お話を聞いたご主人。
それまでは面倒なイメージがあったそうですが、「俺にもできるんじゃないか」ということで、
新たに薪ストーブのあるプランを考えました。
奥さんの好きなナチュラルハウスに薪ストーブはよくお似合いです。
ストーブの奥に見えるレンガは、なかなか珍しい色の6色を組み合わせました。
LDKの真ん中でこの家の顔となった薪ストーブは、
吹抜けを通して家中を暖めてくれます。
子どもたちの声も、光も、音楽も、暖かな空気とともに家中に響きます。
家族の気配をどこでも感じられる、アイディアいっぱいの家が完成しました。