“期待を裏切る”家づくり物語 01
コチラのお宅のテーマは、
「薪ストーブが楽しいナチュラルハウス」 。
白い外観に緑の屋根、薪ストーブの煙突が特長的な建物です。
「薪ストーブなんて大変だよ!」 と、
周りの友人に言われながらも、
「絶対やりたい!」 という想いを貫き通したお2人のお住まいです。
イメージは まっ白
私たちが今回のお住まいで提案したのは 「徹底的に白」 でした。
アールのついた玄関ドア(断熱ドア)は既製品ですが、その他の建具はすべて手づくり。
玄関に入ると、白を基調にしたナチュラル感あふれる空間が広がります。
アールのついた下がり壁をくぐると・・・
薪ストーブのある明るいリビングが広がります。
今回の特徴は、床をはじめ木の部分を全部白く塗っています。
合板のフローリングで白いのはよくありますが、無垢で白いのはあまり見かけません。
アイアンに こだわる
白い外観に一際目立つアイアンの飾りとフラワースタンド。
オリジナルの木製建具にも重厚感あふれる取手を使っています。
こちらの建具はアイアンの鋲で装飾。工事関係者の方々 “ 絶賛 ” でした。
建具屋さん、やりましたね!
吹き抜けの手摺りにもアイアンを使用。
よーく見ると・・・これは・・・
基礎に使う鉄筋も装飾次第でカッコよくなります。
上の写真は引戸の取手。
引戸用とドア用で、取手のデザインを変えています。
最後の最後まで悩んだのが下駄箱の引き手。
探しました!イメージにピッタリ、アイアンの引き手。
洗面所のタオルハンガーとトイレットペーパーホルダーはお客様がネットで購入。
アイアン一つにも “ こだわり ” を感じていただけたでしょうか?
思い出も デザインします
塗装された木の板が壁に取り付けられています。
ここは横向きです。でも一体何に利用するのでしょうか?
正解は、 “ 絵を飾る額のようなもの? ” です。
この絵は、新婚旅行で買ってきた思い出の品。
その時々の雰囲気で飾ったり、外したりするのは簡単です。
しかしこちらのご夫婦の要望は、 “ ただ単に飾る ” というのではなく、
「建物の一部として組み込んでほしい」 との事でした。
「絵が小さいためそのまま壁に埋め込んでも目立たない」
そう思い、ひとまわり大きな額を造り、絵を浮かせるように工夫しました。
お土産の “ タイル ” はドアに埋め込みました。
出勤・帰宅時に、“ 数々の思い出 ” が目に入ります。
とっても便利 大きなガレージ
お施主様ご夫婦はとってもアクティブ。
1年を通じて海・山へと出かけるお二人には、「ビルトインガレージ」 が最適です。
ただ大きいだけではなく、使い勝手を考えて設計しました。
ここだけ見ていると 農家の納屋 って感じがします。
今年は “ 家庭菜園 ” にも挑戦するそうです。
新居でやりたいことがたくさんあって、とっても楽しそう・・・。
やればできる!
今回はいろいろな事にチャレンジしたお2人。
薪ストーブまわりの “ レンガ積み ” に挑戦しました。
初めての事に戸惑いながらも、だんだん楽しくなってきました。
積んでは、はみ出たモルタルの拭き取りの繰り返し。
2人の息もピッタリ!だんだん早くなってきました。
ついに完成!どうです、この出来栄え。
今度は “ 床塗り ” です。
奥様もご主人に負けじと、一生懸命がんばりました。
これだけ自分たちで手を掛けてきたから、
「すごく愛着がわく」 と、奥様がおっしゃってました。
“ 楽しみながら家づくり ” 皆さんもいかがですか。
特別な想い
今回の 「薪ストーブが楽しいナチュラルハウス」 は、
個人的に “ 特別な想い ” を持ちながら建てさせていただきました。
私の家は築16年になりますが、今でも薪ストーブを使っています。
当時は薪ストーブに詳しい人が少なく、ネットも普及していなかったため、
「もっとこうすればよかった」と思うところがいっぱいありました。
《薪置き場》
自分の家でやってみてわかった 「こうしたら便利」 が、
随所に活かされているのがこちらのお宅です。
《薪運び》
《物干し》
今の生活はスイッチ一つで 暖かく なったり 涼しく なる時代。
薪ストーブは正直、 “ とても大変 ” です。
薪ストーブに近代的な “ 便利さ ” はありません。
けれども薪ストーブには、薪ストーブにしか出せない
“ なんとも云えない暖かみ ” があります。
“ 苦労しても薪ストーブをやりたい ”
コスモホームはそんなお客様を “ 全力で応援 ” します。