酒田市Y様邸_リフォームビフォーアフター
お客様=Y インタビュアー:柿崎=柿
【住所】山形県酒田市
【引渡し】2014年10月
【インタビュー】2021年11月17日
◆新築から約20年。水廻りから考え始めたリフォーム
柿:リフォームのお話をいただいたのが2014年。その年の10月にお引渡しをしました。最初に「リフォームをしよう」と思ったきっかけを教えてください。
Y:新築してから20年近く経って、キッチンとトイレを直そうかなというのがきっかけです。元々は水廻りだけを直そうと思っていたんですけど、せっかくだからもうちょっと広げてみようということで、床や建具も交換することにしました。
一緒にやってしまうのに良い機会だなと思ったので。
柿:どうせ工事をするならば、今までと違った雰囲気になったらいいなと思ったので、色々と提案させていただきました。床や建具が変わると、部分的でも雰囲気が結構違いますから。
Y:そうそう!新築した時は、壁紙は白でしたけど、柱や床材、キッチンもブラウン系だったんです。それはそれですごくシックで落ち着いていました。
ただ、長年住んでいるうちに、光がいっぱい射して、明るくて白い家に住んでみたいなって思うようになって。
リフォームをして一番気に入っているのが≪キッチン≫です。
◆こだわりの素材選びでイメージ通りに
Y:あと、タイルはすごくこだわって選びました。素焼きのタイルを一枚ずつ職人さんから貼ってもらって、とても手が込んでいるんです。手作りの雰囲気が出ていて気に入っています。
柿:一枚一枚の凹凸がすごくいいんですよね。このタイルは私たちも初めて使いました。
Y:要望に応えてくれたのが嬉しかったです。コンロ周りのタイルは、あの当時こういうデザインがなかなか探せなくて。
柿:リフォームではキッチンにこだわる方が多いんですよね。
こだわる部分はそれぞれ違いますけども、テイストにこだわるという点はすごく意味のある話だと思います。
私の中で印象深いのが、2階の洗面所とトイレです。
Y:狭い空間でも目いっぱい便利に使いやすくしようということで、柿崎さんに本当によく相談して。間取りの都合上、トイレと洗面所の空間は広げることができなかったですからね。
壁一面を鏡にして、化粧品や小物を置くスペースが狭くてもいいから欲しかった。プラスおしゃれな感じで(笑)
柿:洗面所の前面に棚を設けるという点が難しかったです。棚の素材でタイルが見えなくなってしまわないよう、ガラス製の棚にしました。
Y:壁紙は大好きな青を使いたかったんですが、一色にすると冷たい感じになってしまう。だから白の壁紙と組合せたり、取っ手をゴールドにして暖かみがでるように工夫しました。あの空間もすごく気に入っています。
柿:トイレのペーパーホルダーや廻り縁、壁紙など細かいところまでこだわられていました。
Y:7年経ってもリフォームした頃と変わらないんですよ。汚れないし、劣化している感じがないんです。
それも本当にありがたいです。よく見れば多少はあるかもしれないけど…
柿:設備の老朽化、家族構成や生活の変化などをきっかけにリフォームを考える方が多いようです。新築よりも施工範囲が狭いこともあって、ポイントを絞ってこだわられる方も。部分的にこだわることで、結果的に満足されるんじゃないかなと思います。
愛犬のために床もリフォームしましたよね。
Y:そうです。犬を飼っているので、滑りにくい床にしたいと思っていました。
建具もオーダーするんだったら、好きなようにしようって。
柿:ステンドグラスを入れたんですよね。
Y:そうです。「建具にモールディングを入れてみましょう」って柿崎さんがアイディアを出してくれて。
これも私は思いつかなくて、提案してくださったからできたことです。
◆これからの暮らしを楽しむためのリフォーム
柿:先程おっしゃっていましたが、自分が好きな物に囲まれて暮らす空間ってすごく大切なことだと思うんです。好きな物に囲まれるとウキウキしますし、生活も充実してくるのかなと。
それを実現するのが私たちの仕事ですが、私たちがうまくご要望に応えられたかどうかっていう所が気になります。
Y:新築した時はまだ若くて、子育て真っ最中。忙しくて、そこまで細かく考える時間もなくて。もう「これでいい」「それでいい」って簡単に決めて。
でも子育てが終わって、自分のための時間ができて、こだわりたいことに時間をかけられるっていう点でリフォームは良かったって思います。私の場合はリフォームだからできたと思います。
柿:そこは何となくわかります。時間がなくてバタバタとあっという間に家が建ってしまったとか、打合せもあまりよくしないで建ってしまったというのは、私たちもよく耳にします。
◆気兼ねせずに、やりたいことは正直に伝える。
柿:新築とリフォームの両方をされた経験から、自分の希望をうまく業者に伝える時の苦労や「これをしてよかった」という話はありますか?
Y:新築の時も担当者の方がすごく良い方で、柿崎さんみたいに言えばパッとすぐに答えてくれるし、そういう意味では苦労は全然しなかった。本当にお会いする方、作業する方も良い方ばかりでした。
新築の頃と大きく違うのは、今はインターネットでハウスメーカーの施工事例がいっぱい見れますよね。自分の好みの建物やインテリアをたくさん見て参考にしました。
柿:イメージができていると、業者にも伝えやすいですよね。
Y:もう一つは、カタログは一社で決めずに、何社か見ることで「こっちもいい」「そんなこともできるのか」って知ることができます。そういうのを面倒くさがらずに提案してくれるハウスメーカーさんとの出会いっていうのも大きいかなと思うんです。
カタログや写真だけでなく、サンプルもお願いしました。いくつかサンプルを取り寄せてもらって、その中から決められないこともあったんです。
そうなると「次頼みづらいな」「申し訳ないな」って思っちゃうんですよ。
その時に遠慮するか、そう何度もリフォームできるものじゃないからって割り切ってお願いするか…迷いながらも、言いづらいけどお願いした時、コスモホームさんは嫌な顔一つせず、すぐ準備してくれて。
だからあまり遠慮せず、正直に「これもやっぱり見てみたいんだ」「これを付けてみたいんだ」ってことを言った方が後々うまくいく。「やっぱりあれにしておけば良かったかな」って後悔しないで済むと思います。
柿:それは私たちも同じ気持ちです。
Y:お互いにそうですよね。
◆どうしても…の時は、思い切ってショールームへ
Y:サンプルでどうしても全体像がイメージできない時は、休みの日にドライブがてら思い切ってショールームへ行きました。
柿:その行動力はすごいですよ。
Y:この煉瓦もショールームで見てきました。サンプルだとどこの部分が届くかわからない。色ムラがなくて均一色の煉瓦がいい場合は一枚だけ見ればいいかもしれないけど、色ムラがあるのが好みだったので。実際に何枚も貼ってあるのを見て「これなら」と即決。
柿:目地の色までこだわりましたよね。
Y:ショールームでは目地が白と黒っぽいのがあって、うちには白だなって。だからこれはもうイメージ通りにできました。
時間があれば行って、実物を見るのがいいと思います。あの時見に行っていなかったら、たぶん後悔していたと思います。
柿:自分で体験をして納得するというのが良かったということですね。
Y:でも換気扇や窓、洗面所のガラス棚、鏡は柿崎さんにお任せ。どれもイメージ通りにしていただくことができました。
柿:「ここだけはこだわりたい」という所あったからこそ、ショールームまで行ったんですよね。
Y:タイルとキッチンはどうしても見て決めたかったから(笑)
柿:行動に移したことが、最終的に満足できるかどうかに繋がったんでしょうね。先程のお話にもありましたが、リフォーム当時と何ら変わらない気持ちでいていただけるというのは、本当にうれしいです。こういう生活にしたいと思ってリフォームしたことを、今も楽しんでもらえている。それがこれからも続いていって欲しいと思っています。
Y:キッチンの動線は新築時と同じなんです。私はこの動線が気にいっていたのでそのまんま。リフォームって壁を抜いたりして全く違うレイアウトにするイメージだったけど、色や材質を変えるだけで、ものすごく変わるんだなって。
いつも本当に気分よく、快適に過ごせています。
◆コスモホームを選んだ理由
柿:私たちのことは、どうやって知ったんですか?
Y:コスモホームさんっていうのは友人から聞いて知りました。
友人に相談したら「柿崎さんっていう方が酒田で住宅会社をやっているよ」って言われて。「リフォームしたいです」って電話をしたら「会社へどうぞ」って、そこで即決。
柿:それだけで決めてくれたんですか?
Y:こちらのイメージや要望をすごく大切にしてくれるって話に聞いていたし、紹介してもらったならきっと大丈夫って思ったんです。
自分の好きなデザインって言っても、全部自分で考えるなんて無理。ゼロから考えるのは難しいから、アドバイスをいただきながら形にしていきたいなって。
柿:その辺の対応はどうでしたか?全部自分で決めるのってやっぱり大変ですよね?
Y:そうなんですよね。「絶対こうしたい」っていう物、私だったらタイルとかね。でも自分が気づかないところもいっぱいあるから、そういうところは柿崎さんやスタッフの方が「こういうのもありますよ」ってアドバイスをくださるのが助かりましたね。
柿:うまくアドバイスができたということでしょうか?
Y:色々としてもらいました。例えば「棚の奥行はこれくらいで」とか「洗面所のボウルはもうちょっと深いのがいい」って言うと一生懸命に探してくださって、うちの洗面所にピタッとあうものを見つけてくれて。
柿:私はお客様から言われたことをそのまま形にしないようにしています。〇〇のデザインが好きだと聞けばその勉強を、白が好きだと言われれば白にあうデザインを工夫して提案するよう心掛けています。『お客様が本当は何を望んでいるのか』そこを見極められるようにしています。そこはコスモホームの特長かなと思っています。
Y:最初からでも、作りながらでも、具体的なイメージを持つっていうのが大切だったと思います。
柿:いい言葉ですね。
新築ではいつもテーマを決めて進めています。それがあるかどうかで全然違います。
リフォームの場合はテーマとまではいきませんが、目指すところがあるとお客様も私たちもわかる。
Y:最初にちゃんと伝えておくと、「ああ、そういうイメージね」って提案してくれるから、的外れもない。だからイメージはあった方がいいと思います。
柿:いかに共通認識ができるかどうかというところだと思います。今回、うまくできましたか?
Y:できましたよ。すごく。
柿:ありがとうございます。
Y:今だから言いますが、コスモホームさんはシンプルなデザインが多かったので、こんな風にゴテゴテした感じのデザインをやってもらえるのかなって思っちゃって。でも上手に、違和感なくやってくれてありがたいなって思っています。
柿:できるだけお客様の好みをキャッチして作れるかというのが仕事ですから(笑)
◆これからリフォームを考えている方へ
柿:最後に、これからリフォームを考えている方へアドバイスがあったら教えてください。
Y:ただ新しいものをポンと置けばいいんじゃなくて、「こんなイメージで作りたい」って言えるようにしておくっていうのが必要なんじゃないかなって思います。
好きな物に囲まれて生活することを一番に考えて。でも「自分がどんなものが好きなのかな」って自分でもわからない時もある。だから色々と見て、「私はこんな理由で、このイメージにしたいんです」っていうのを相手に伝えられるように。一緒に作っていくという気持ちです。
柿:それに応えられる業者選びも大切ですね。
Y:そうです。それに応えてくれる業者さんと会えるかどうか。
柿:そこが難しいところでもありますね。
Y:結局は人と人との繋がり。だから気持ちがわかって、一緒にいいものを作っていきましょうという感じ。
柿:私も人と人の繋がり、波長が合うかどうかというのは大きいと思います。
Y:お互い探り探りやっていくわけですが、コスモホームさんは最初にイメージを出してくれるから、迷わないんじゃないかな。
柿:私もヒアリングしてからテーマを決めますから、「〇〇風」「◆◆風」とキーワードでいいんです。それがあるかどうかで違います。
建築にこれという決まりはないですから、お客様から聞いたことから想像して、イメージに近づけていく。そうすると全体がイメージと合ってきて、きれいにまとまるんですよね。目標があるかどうか、同じベクトルで進めていけるかどうかだと思います。
今日はありがとうございました。
Y:ありがとうございました。