酒田市中林様邸「それぞれに寛ぐ空間があるふたりの家」
ご主人=主 奥さま=奥 インタビュアー:柿崎=柿
【お客様】中林恵介様
【住所】山形県酒田市
【引渡し】2015年12月
【土地面積】82坪
【延床面積】33.7坪
【熱損失係数Q値】2.19
【インタビュー】2016年11月5日
◆家づくりを考えはじめたきっかけは?
柿:中林さんとは28年来のお付き合いですね。
以前勤めていた会社からのお付き合いで、その後子どもが同じ学校になったり。
そんなお付き合いもあって、新築を承ったのですが、新築しようと思ったきっかけは何でしたか?
主:まあ、ただ単にアパートを出て行ってくれと言われたからです。(笑)
それが急だったんですよ。
2014年2月の半ばに、アパートの老朽化のために工事をしますと説明会があったんですが、引越しの期限が5月までという短期間だったんです。
その頃は年度末でなかなか良い引越し先が見つからないし、中古住宅でも探そうと考えていました。
柿崎さんなら業者さんを知っているんじゃないかと思ったんです。
柿:そうでしたね。
主:私は忙しかったので、妻に柿崎さんに相談してみてと頼みました。
そしたら「中古住宅探すなら建てましょうよ」と。(笑)
中古住宅を探して、後で手直ししようと思っていたんです。
柿:中古住宅をリフォームしようと考える方、結構いらっしゃいます。
でも、リフォームも結構費用がかかるんですよね。
主:あと、自分で少しずつ手直ししていくのも有りかと。
自分の家のことならやれるんじゃないかなと思ったんです。
柿:なかなか自分でやり遂げるのは難しいことですよ。
主:まず道具を揃えなきゃいけませんからね…
新築を建てると決まっても、3ヶ月で家は建てられませんし(笑)
まずは家が建つまで、別のアパートを借りて住むことになりました。
奥:土地を持っていなかった私たちに、柿崎さんが「こんな土地があるよ」と
紹介してくれたことも、大きなきっかけになりました。
柿:そうでしたか。
主:実は、私たちも土地を探していたのですが、 決めかねていて。
紹介していただいたこの土地…電柱の位置が気になりましたが、うちは2人だし、車も2台ですから、うまく設計していただければ大丈夫かなと感じました。
柿:中林さんのように土地も一緒にお求めになる方多いのですが、タイミングってあるんですよね。
お客さまごとに決断してもらう時のタイミング。
主:そうかもしれませんね。
紹介いただいた土地がお手頃で、最初は不安な点もありましたが、地盤も悪くなく静かでいいですよ。
柿:国道7号線に近いですが、騒音や振動は気になりませんか?
奥:窓さえ開けなければ静かですよ。
近くで工事をしていても全然気になりませんね。
素晴らしい防音効果です!
それに新しい住宅街なので、自治会などの決まり事も少ないし住みやすいです。
◆1年ほど暮らしてみて、住み心地はいかがですか?
柿:1年ほど暮らしてみていかがですか?
主:居心地良いですよ。
奥:こんなに広くなくても良かったかも。
主:設計の途中でリビングに畳スペースを3畳ほど足してもらいましたが、2人だからなくても十分だったなと。
でも、家族連れで泊まりのお客さまがいらした時にはあって良かったと思いました。
柿:お子さんたちは何とおっしゃっていますか?
主:広いって言っています。
それに天井が高いと開放感が違いますよね。
柿:はじめ、平屋を建てたいというお話をいただいたときに、光を取り入れやすいように天窓を設け、平屋でも広く感じてもらいたいなぁとプランを練っていたんです。
主:それに、普通より建具の背が高いですよね。
天井まで建具の高さがあると、開けた時に開放感があります。
柿:ありがとうございます。
良いところに気付いていただきました!
主:引越してから建具の建て付けが悪くなって、建具屋さんに見ていただいたら、「建具の背が高いと調整が大変なんだよ」って言ってました。(笑)
柿:実は建具屋さん泣かせなんです。
奥:言っていました。
主:「1本ものの木で造っているのでそり易いんですよね」って。背が高ければ高いほどそるって。
でも、しっかり調整していただきました。
柿:そうなんです。
確かにそういう点もありますが、空間の広さを感じていただくためにご提案させていただいています。
奥:夏は、柿崎さんからおすすめしていただいた「オーニング」がすごく役に立っているんですよ。
柿:それは良かったです。
主:朝、日が差してきた時にオーニングを下げると、涼しくなって過ごしやすかったです。
エアコンを入れなくても大丈夫でした。
まあ、動いていると暑くなりますが…。
柿:夏場は室内に日差しを入れないことがポイントなんです。
天窓を北向きにしてあるのも、直射日光を入れずに明るくするためです。
天窓開けてみましたか?
主:たまに屋根にカラスいることがあって、全部は開けられないんですよね。
奥:網戸がついていますが、カラスが入ってきたらどうしようと思って開けられないんですよ。
柿:でも、天窓から雲が流れるのが見えたりして最高ですよね。
主:畳に寝転がっていると見えますね。
奥:1ヵ所だけ照明をつけて、あとは全部消すと月明かりがある夜は良いですよ。
主:そう、天気が良いと月が見えることがあるよね。
奥:もう1つ天窓をつければ良かったかなあ。
柿:あ、今からでも大丈夫ですよ(笑)
明るさと夏の涼しさを体感してもらって良かったです。
柿:住んでみて気になるところはありますか?
奥:北側に窓がないので、冬はキッチンが少し暗くなってしまいます。
主:そう、住んでみて分かったことなんですけど、キッチンに明かり取りの窓を入れておけば良かったなと思いました。
柿:なるほど、北側なので窓を付けても良かったかもしれませんね。
私たちも中林さんの生活を想像して、窓の位置を決めています。
例えば、キッチンに陽が入りすぎると、食品が傷むことがあるのでその辺は気を付けています。
奥:それに、高気密になっているので、食品関係をお部屋に出しておけませんね。
全部冷蔵庫に入れておかないと。
柿:それはどうしてもそうなりますね。
外納戸を食品庫として使っていますか?
奥:ええ。野菜を入れたりとっても使いやすいです。
柿:今のお住まいとの違いはありましたか?
主:それが、アパートの4階だったので風通しが良く、蚊も少なかったので4~5年はエアコンなかったんですよ。
奥:平屋に住んでみて、風向きが変わったのではじめは戸惑いました。
主:夏場「窓を開けて寝れば?」って言ったんですが、平屋だから心配だって。
奥:そうなんですよ。
ずっとエアコンかけっぱなしにしていました。
主:私は寒いんだよね。
柿:確かに、女性は心配になりますよね。
主:あと、家が広くなったので忘れ物を取りに戻るのが大変です。(笑)
奥:景色が見えないのが寂しいかなあ。
柿:ああ、なるほど。
主:それと加湿器は必要だよね。
アパートの時は結構湿度があったんですが、今の家は天井が高いせいか乾燥するんですよ。
柿:洗濯物を干したり、植物等を置いて、50%位に設定するのがいいかもしれません。
生活しながら調整していただければと思います。
◆家づくりで悩んだことはありますか?
柿:家づくりで悩んだことはありますか?
例えばどこに頼もうかなど…
主:私は仕事でお付き合いがある建築関係の方や、知り合いの工務店さんがいるんですけど、ポッと浮かんだのが柿崎さんでした。
10年前くらいに1度だけ完成内覧会を見にお邪魔したのですが…
内覧会があると毎回案内のハガキをいただくので、すごい一生懸命だなと思っていました。
柿:何かあった時に弊社を思い出してもらえるきっかけになっていただければいいな、と思ってハガキを出していたので…
ありがとうございます。
良い話が聞けました!
主:うん、だから業者選びは悩まなかったね。
奥:そうだね。
主:コスモホームさんでは、キッチンやお風呂などメーカーを自由に選べるのも良かったです。
柿:そうですか。
主:納戸に造り付けの棚を造りたくて相談したんですが、それより何も取り付けない方が後々良いし、自分で造った方が経済的だよとアドバイスいただけたのも良かったです。
柿:スチール棚などを自分で造ると使いやすいように組み合わせができて、スペースを有効活用できますからね。
◆これからお家を建てようとお考えの方にアドバイスをお願いします。
柿:最後に、これから家を建ようとご検討されている方にアドバイスをいただけますか?
主:建設中は、作業の邪魔になったら悪いと思って、そんなに頻繁に見に行かなかったんです。
でも、実際に建物を見ないと分からないこともあるので、見に行くことも大事ですよね。
柿:打ち合わせを密にすれば解決できることですね。
主:そうですね。
柿:ありがとうございます。
オーナーさまの声が今後の私たちの参考になります。