酒田市岸様邸「細長い敷地に建つ、薪ストーブがある家」

ご主人＝主　奥さま＝奥　　インタビュアー：　柿崎＝柿

【お客様】岸高之様
【住所】山形県酒田市
【引渡し年月日】2011年11月
【敷地面積】51.9坪
【延床面積】39.6坪
【熱損失係数Ｑ値】2.09
【インタビュー】2013年2月9日

◆やっぱりいい！素晴らしき薪ストーブ生活！

柿：今日はとても冷え込んでいますが、この家に入るとホッとするような暖かさがありますね。
さっそくお話をお聞きしたいと思いますが、岸さんが家を建てようとしたきっかけは何でしたか？

主：これまで私たちはアパートで暮らしていましたが、二人目の子どもを授かったこ
と、そして、私の実家が築50年を経過し、建て替えを考えていたことがありました。
私たち夫婦は共に介護の仕事をしていますし、子どもの成長と合わせて考えると両親と同居する良いタイミングだと思いました。
そこで、両親と私たち夫婦、そして子どもの三世代が暮らせる家を建てようということになったわけです。

柿：なるほど。
お二人が建てたい家は、どのような家だったのでしょう。

奥：趣味が持てる家がいいなぁ、なんて漠然とした思いだったり、冬は暖かい家がいいし、みんなが集まりやすい家もいいしなぁ、などといろいろ考えましたが、最終的には“薪ストーブが中心の家”というのが一番の希望になったんです。
そこで、工務店さんを選ぶために知人に紹介してもらったり、自分たちでハウスメーカーを巡ったり、どこが良いかと探したんですよね。

主：そうなんです。今度の家は薪ストーブありきで工務店さんを選びたかったので、山形の薪ストーブ専門店「ぜいたく屋」さんで「酒田で薪ストーブを中心に考えてくれる所は？」とお聞きして、コスモホームさんを知りました。

柿：ええ、ぜいたく屋さんのご紹介で当社に来ていただきましたね。
ところで、薪ストーブに関してご両親はいかがだったのですか？

奥：火災のことを一番心配していました。
それと薪ストーブだけで、家中が暖かくなるのかどうかということでしたが、いろいろと話をして納得してくれました。

柿：私たちも一番怖いのは火災ですので、薪ストーブの設計・施工・メンテナンスなどはぜいたく屋さんにお願いし、アフターフォローなどアドバイスをいただいて安全に楽しく使っていただけるようにしています。

主：まあ、住んでいるうちに納得した感もありますね。

柿：そうでしたか、それは良かった。

奥：暖かくていいねと、家族みんなが言ってくれてますよ。

主：そうだね。親父も薪をくべたり運んできたり、けっこう楽しんでいるようだとお袋が言ってました。

◆楽しみながらできるのは、心強い仲間の存在。

柿：薪ストーブを入れたい方は結構いらっしゃるのですが、薪を集められるかどうかを不安に思う人も少なくありません。
その辺りを一年過ごしてみてのアドバイスお願いします。

主：薪については、まず第一に薪集め。
そして薪の置き場が重要ポイントだと思いました。
あとはやってみれば、薪ストーブの良さにはまってしまいます。

柿：さっき、薪置き場を見てきました。
薪が確保されていましたね。
あれはどれくらいのぶんなのですか？

主：あれでだいたい一年分です。
今は一日中焚いているのであれでも足りないと思います。
薪はだいたい一週間に一度ずつ置き場に取りにいって家の中に置く、を繰り返すわけですか、取りやすい薪置き場の配置が重要なんだと思いました。
うちの置き場の位置はとても良いと思っています。

柿：薪集めはどうしていますか？

奥：勤め先に薪ストーブを入れている人が二人ほどいて、その方々のネットワークに入れていただいているので心強いところです。

柿：やっぱり仲間ですね。情報も集まってくる。

主：はい、コスモホームさんで家をつくり薪ストーブを入れた先輩となる茂木さんたちと一緒に薪集めに行かせていただいたりもしました。
また、薪を集めている最中に「うちにも余っている木があるから」と声をかけていただいたりもしました。
一人じゃなくて仲間がいるから薪もなんとかなってますし、なにより楽しめています。

柿：暖房は薪ストーブ一台だけですか？

主：はい、そうです。
二階にも十分に暖かさが行き渡ります。

柿：薪ストーブを使う場合は、薪ストーブを中心に設計しますからね。
快適に薪ストーブの暖かさを感じられるようにプランニングしていきます。

主：コスモホームさんの良いところは、薪ストーブに関する情報が一番多かったことです。
なにより安心できました。
他のメーカーさんにもお話を伺いましたが、薪ストーブを据えた設計が少なかったし、説明もなにやら曖昧な気がして…
安心してお任せできなかったんですが、コスモホームさんの説明は他とは違いました。

柿：ありがとうございます。
私たちなりに工夫をさせていただいて、お客様が使いやすい設計を心がけています。

◆とことん話し合って生まれた“自分たちの家”

柿：家づくりで悩んでいたことなどありましたか。

主：薪ストーブのことと価格のことでしたね。

柿：うーん、なるほど。価格はどうでしたか？

奥：納得できる価格です。
この価格で希望通りの家を作っていただいたので、ありがたく思っています。

主：ぼくは価格以上の家をつくってもらったなと思っています。
高気密・高断熱っていいですね。
今朝は冷え込んで気温はマイナス2℃くらいもなっていましたが、我が家の朝は室温10℃でした。
夕べは10時すぎに寝たのですが、薪ストーブプラス高気密・高断熱の効果なんでしょうね。

奥：そうですね。朝もほんのり暖かい感じが嬉しいです。
急激に寒い！という感じはありません。

柿：私も高気密高断熱構造と、薪ストーブの相性は良いと思います。
上手に使っていただけば、朝寒くて起きるのが辛いってことはなくなりますからね。

主：特に寝室のある２階は暖かいですから、昨年は12月中旬くらいまで掛け布団なしでタオルケット一枚で寝ていたほどです。

奥：私はずっと冷え性でしたが、今は会社から帰ると靴下を脱いで裸足で過ごしているんです。
それにエアコンや温風暖房のように風や匂いがなくて快適です。

柿：薪ストーブの柔らかで心地よい温もりは、輻射熱だからなんですよね。夏はいかがですか？

奥：エアコンを買わずに夏をむかえましたが、昨年はさすがに暑くてエアコンを入れましたが、リビングは午前中エアコンを使わずに過ごせます。

柿：日中はお二人とも仕事をなされていますから、日中の日差しを遮るような工夫をしたり、夜は下から上に風が流れるように利用していただけます。

柿：家の間取りはいかがですか？

主：敷地が細長いなどいろいろと制限があるなかで、最大限の設計をしていただき住みやすくしていただきました。

柿：リビングの位置が今と反対側になったりと図面が変わったこともありましたが、今の設計にご満足していただいてますか。

奥：両親も一緒に暮らす家なので、外観も内装も間取りも、家族みんなが納得できないといけないわけで。
両親からは私たちが思いもよらかなった注文がでたり、コスモホームさんには設計をしなおして頂いたりとお手間を取らせました。
でも、ホントに満足できる家が出来上がって感謝しているんです。

主：そう、大満足です。

柿：いろいろとお話していただいたからこそ、そのたびにプランニングを考えられたわけですから会話は大切です。
一家族ごとに、土地の形も広さも、家族構成も違いますからね。
岸さんのお宅は長細い敷地です。
光の入り方が制限されますが、私たちなりのご提案をさせていただきながら心地よく住んでいただけるようにしました。
結果的に喜んでいただければ私たちは満足なんです。