スタッフ柿崎社長ブログ

2011年1月

甘い言葉には・・・

新年明けましておめでとうございます。

今年も、どうぞ宜しくお願いいたします。

新年そうそう余り嬉しくないニュースが1月5日と6日の新聞に載っていました。

2009年3月に自己破産したアーバンエステートのその後です。

2009年は、富士ハウス、アーバンエステート、サンワホームなど住宅会社の大型倒産が続きました。

これについては、2009年12月22日のブログで内容を紹介しました。

記事によると、会社が破産状態であることがわかりながら、住宅建築の請負契約を結ばさせ、多額の工事代金を前払いをさせていたことが、分かりました。

そのときの甘い言葉が

『値引きする』

『オプションが無料になる』

などと持ちかけていたようです。

これらによって、代金を払ったのに住宅が未完成の世帯が1都8県に約500あり、支払い済み代金は総額35億円に上るようです。

この会社のもっと悪質なのは、

『会社が倒産しても住宅の完成は保証される』

と顧客に説明していたことです。

完成保証会社は、「契約時のアーバンエステート社の決算書類が虚偽だった」として保証には応じていないようです。

ここまで来ると、本当に詐欺です。

このようなことが起こる可能性があるため、住宅完成保証は、10年保証の瑕疵担保と違い義務化出来ないようです。

一般的な保証会社の完成保証は、

①工事を引き継ぐことで生じた工事の割り増し金に対する保証(契約金の20%が上限)

②前払い金に対する保証(契約金の20%が上限)

の二つのようです。

仮に2000万円の請負契約の場合、1000万円を前払いしていたら、最高400万円しか保証されません。

ここは、充分気をつけてほしいものです。

何でもかんでも保証されると思ったら大間違いです。

その点、私たちが加入している家づくり援護会の完成保証は、文字通り当初の契約金で、完成するまで保証してくれます。

仮に前払い金があったとしても、その金額に関係なく保証し、とにかく、当初の契約内容にもとづいて完成させるという画期的なものです。

それも、格安の保証料金で。(2000万円の住宅で保証料金は、1万円)

何故こんなことが可能なのでしょうか。

答えは簡単です。

家づくり援護会に加入するには、厳しい審査があるからです。

そして、この限られたグループで互助会的に、この保証機構を運営しているからです。

この制度は、家づくり援護会で推奨する業者が請け負った仕事は、家づくり援護会が責任を持って完成させるという基本姿勢から生まれたものです。

by kakizaki

2011年01月07日更新